初めてのオンラインで開催されたフットバッグ世界大会で銅メダルを獲得する事ができました。
2020年6月26日(金)〜2020年8月1日(日)の期間で現在蔓延している新型コロナウイルスの影響を受け、初めてオンラインで開催されたフットバッグの世界大会「IFPA Online Freestyle World Footbag Championships 2020」にて、銅メダルを獲得しました。
今年で41回目となる世界大会がコロンビアで開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で今回はオンラインでの開催となりました。
個々で映像を撮影し、各種目に設けられた締切日までに提出を行い、48時間以内に審査員がジャッジして結果が発表されていきました。
各種目予選が設けられ、約1ヶ月間に渡る長い期間の戦いでした。
今年は16ヵ国から82名のプレイヤーが出場していて通常世界大会に出場してこなかったような猛者も出場していて例年よりも更にハイレベルな戦いになったと思います。
今回で僕は2014年から7年連続で世界大会に出場です。
今回はShred30(シュレッドサーティー)部門で銅メダルを獲得し、Routine(シングルルーチン)部門とShred-off(シュレッドオフ)部門でそれぞれ5位に入賞して全種目において日本人最高位でした。
NHK WORLD「J-Arena」のテレビ出演!
この世界大会期間中にはなんとNHK WORLDが取材を続けて下さっていて、8月7日にNHK WORLD「J-Arena」で28分間の特集を組まれ、世界160の国と地域で合計2億9000万世帯に向けて放送されました!とても大きい反響があったようでオンデマンドで1年間視聴可能になりました!
下記からぜひご覧になってみてくださいね。
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/tv/jarena/20200807/2073067/
撮影の様子はこんな感じ。
僕が世界大会の撮影をするスケジュールに合わせてスタッフの方々がテレビの撮影をしにいらっしゃってくださいました。
暑い中、大変だったと思いますがスタッフの方々がとても熱心に撮影を続けてくれた事がとても印象深かったです。
機材はもちろんですが、より良い番組にしようとする姿勢はやはりプロだなと感じました。
そもそもフットバッグをこんなに深掘りして頂いたのは初めてかもしれません。
すでに海外からも反響があり、フットバッグのプレイヤーにとっても初めてフットバッグを観る方にとっても今回の映像はとてもフットバッグの魅力が引き出された映像にだったと評価を頂いています。
メインスポンサーであるSTORESさんのTシャツを着続けられたのも良かったです。
世界的に発信できたのは少しでもメリットとして寄与できていれば良いな。
そういった意識ももちろんありますが、単純にこのSTORESのロゴがとても好きです。
着続けたくなります。
ただ現在は1枚しか持っていなかったのでやりくりするのが少し大変でした。
ほぼ毎日撮影していたので洗濯してはすぐに乾かしての繰り返し。
それでも難しい場合はNODDのTシャツを着させてもらったりしていました。
こちらのデザインもとても格好良いです。
一軒家貸切のスタジオでは元フジテレビアナウンサーの木佐彩子さんと再会。
またご一緒させて頂きました。
いつも明るい木佐さん。
番組の収録中、終始スタッフの方々とも明るくコミュニケーションを撮っていてスタジオ全体の雰囲気も良かったです。
また、NHK WORLDで世界向けの番組なので英語でナレーションをするわけですが、僕と会話する時には日本語なので、木佐さんが僕に向けて英語で喋った後に同じ内容で日本語を話すのでとても頭の中の切り替えが大変そうだなと思いました。
僕は今回日本語で対応して良いとの事だったので楽だったのですが。
木佐さん、難しい対応ありがとうございました。
こういった感じで初心者向けにフットバッグを使ったエクササイズのコーナーも設けて頂きました。
初めての方にとってもやってみようかなと思ってもらえるような内容になった一つだと思います。
木佐さんの体幹がしっかりしていました。
きついと言いながらもできていました。
ここも終始明るくやってくれたのがやっぱり観る方にとっても好印象なんじゃないかなと思います。
教えてるこちらまで嬉しくなりました。
その後はこういった単独でのインタビュー映像も撮影して頂きました。
照明の使い方も含め、とても良い映像に仕上がっていてインタビューはうまく言えてるのか不安でしたが、なんとか終えました。
インタビュアーで今回のディレクターを務めて下さった遠藤さんが本当に深くフットバッグの事を研究してくれて、スロー映像で観る自分の気付かなかった姿にインタビューのタイミングで僕がこういう動きをしてたのかと知る場面もあり新たな発見が面白かったです。
世界大会の最後の動画提出締め切り日は7月20日だったんですけど、その提出した映像がまとめられての結果発表がYouTubeライブで8月1日に行われるという事で僕が自宅でその様子を観ている映像を撮る為に自宅にスタッフの方々がカメラを設置してくれました。
とても良いカメラがゴツい三脚に設置され圧倒されました。
YouTubeライブの放映時間は深夜4時からだった為、操作方法を習い、自分で動画の録画開始ボタンを押しました。
これとは別にモニター前にもGoProを設置。
3カメ体制でYouTubeライブを見守ることになりました!
朝3時には起床してパジャマで観ようと思っていましたがこういった流れになったのでしっかり、身だしなみ。
世界大会のライブ配信、新鮮で楽しかったです。
そしてYouTubeライブが始まりましたが、今回がオンラインでの大会初めてとは思えないほど世界フットバッグ協会のオーガナイズはとてもしっかりしていました。
元選手達も多くいるので大会期間中の動画を提出するシステムや締切日など、選手ファーストとなっていてとても円滑に進めてくれていました。
このYouTubeライブもしっかりとスタジオを設けていてプロフェッショナルな雰囲気のある映像となっていました。
視聴者はチャットで盛り上がったりととても良い流れだったと思います。
僕の順番になって僕の映像が流れ出した時も嬉しかったです。
自分で提出した映像なので何度も観ているのに、これから世界中の人が観て評価してくれるんだと思うと緊張しました。
そして全ての選手の映像が流れ、結果発表。
今回はシュレッド30部門で3位となりました。
動画提出でのオンライン大会は個人的には難しいと感じていたのでこの結果は一先ず合格点といった感じ。
皆さんから今回の結果を褒めて頂けたのは本当にありがたいし、嬉しく思います。
ほんと皆さん優しいし、応援してくれている気持ちが伝わってこの長い戦いも乗り切る事ができました。
ただ、それでも個人的には1位だけを目指してきて悔しい想いが強いのでまた来年挑戦したいと思います。
シュレッド30に関しては今回252点という数字を出せました。
これは実は練習、試合含め自己ベストのスコアではあるのでその部分はとても良かったです。
それでも僕は元々268点のプランで組んでいて、今回それが出せなかったし、268点が出せていたとしても優勝した選手は275点だったのでそれでも優勝にどちらにしても届いていなかった。
だからこそまた次回の大会ではプランを組み直してより高い点数を目指したいなと思います。
今年はコロンビアで世界大会が行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で中止となり、今年は世界大会もないから練習だけしておこうという気持ちでした。
その後、協会からオンラインで世界大会が開催される事が発表されモチベーションを上げる事がとても難しかったです。
初めはこのモチベーションだと良くない状況だったので出場する事すらやめようかと思っていました。
ただスペインの友人のSergioにその事を伝えると鼓舞されて一気に自分の気持ちが切り替わりました。
こういった友人がいてくれる事はとても良かったなと感じました。
そうして今回のオンライン世界大会に出場することになりましたが、通常の世界大会とは全く異なる戦い方に初めは戸惑いがありました。
それでも映像で自分の持てる力を最大限に発揮できるよう、何度も何度も撮り直しました。
撮り直しは可能ですが、締切日と自分の体力面、精神面によるベストパフォーマンスを出せる時間というのは限られたものになります。
そうした中での戦いはとても新鮮で苦しくも楽しいものでした。
時には4時間ずっと撮影していた事もありました。だけど提出できるような映像が撮れたのは30秒分だけだったり。
本当に体力面、精神面の両面がきつかったですね。
無事に提出できたときはホッとしましたが、久しぶりに長い期間フットバッグの練習を休みました。
今はまた練習を再会しています。
ウェブメディアにも取り上げて頂きました。
今回の結果をサッカーキングさんとFINPLAYさんが取り上げてくれましたので下記からぜひご覧になってみてください。
こうやってメディアに取り上げて頂けるのは本当にありがたいです。
サッカーキング
https://www.soccer-king.jp/news/others/20200812/1106763.html
FINEPLAY
https://fineplay.me/freestyle/54933/
また、今回の世界大会の感想をYouTubeでも話していますのでそちらも合わせてご覧になってみてください。
今回の世界大会の映像もありますので下記からご覧頂ければと思います。
石田太志 オープン Shred30部門 第3位
石田太志 オープン Routine部門 第5位
石田太志 オープン Shred-off部門 第5位
ライブ配信された世界大会決勝全体の映像
「Shred30(シュレッドサーティー)」とは
30秒間の間に可能な限り多種類の難易度の高い技を連続で出し、技一つ一つに決まっている点数を加算していき、その合計点で競う部門。
「Routine(シングルルーティン)」とは
2分間の音楽に合わせ、技術点と芸術点を総合的に競う部門。
「Shred-off(シュレッドオフ)」とは
今大会から新設された部門。
ダンスバトルのように1対1で対決し、より優れた技術を競い合う部門。
今後も様々な大会に挑戦していきたいと思いますし、メディア出演、講演、そしてフットバッグパフォーマンスができるイベントにも積極的に出演していきますのでぜひ観に来てもらえると嬉しいです!
最後までお読み頂きありがとうございました。
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