今年も「Japan Freestyle Championship 2017 supported by CHIMERA TV&GAMES」が行われた。
先日の5月13日(土)に予選、14日(日)決勝が行われた。
これはフリースタイルフットボールの大会。
そもそもフリースタイルフットボールとは。
フリースタイルフットボールとは、リフティングやドリブルなどのサッカーの技術を飛躍させて、魅せるものにした文化である。 立った状態で足技を行うエアムーブ、座った状態でボールを扱うシッティングムーブ、上半身でボールを扱うアッパームーブ、地面にボールが着いたまま扱うグランドムーブなどのカテゴリーに分かれているが、現在もカテゴリーは派生し続けさらに枝分かれしている。 元々は大道芸の一つや、ショーケースとして発展してきたが、近年は各地で大会が行われるなど競技としての面も強くなっている。 審査基準や、手の使用の可否、道具の使用の可否などのレギュレーションは各大会によって違う。
Wikipediaより。
元々フットバッグが1972年に発祥していてフリースタイルフットボールは2003年頃からナイキが始めたキャンペーンで世界に広く伝わったみたい。
フットバッグとフリースタイルフットボールの技が共通していて技名が一緒だったりとにかく共通点がたくさん。
僕も元々は2003年からフットバッグを始めたからこの始めた当時のフットバッグとフリースタイルフットボールの関係はよく覚えてるなー。
僕は2003年4月5日からフットバッグを始めていて、そのあとにフリースタイルフットボールというのをイベントやよく語り継がれている「ナイキ本」で知った。
もしフリースタイルフットボールを先に知っていたらそれをやっていた可能性があったので人生面白い。
フットバッグもフリースタイルフットボールもどっちもカッコいいなと感じていたからどっちに転んでもおかしくなかった。
2004年にはフットバッグでイベント出演した際に球舞さんと同じイベントでインパクトを受けたのを覚えてる。
当時は球舞さんも結成初年度だったみたい。
懐かしい。
そうして今では本当に多くのフリースタイルフットボーラーが増えてきていて素晴らしいと思う。
それってやっぱり多くの人がこの文化を発展させたいと思ってどんどん発信していったりアグレッシブな行動を取っていたから。
それに尽きると思う。
今回のような全国大会を毎年一般の方にも見える環境で開催し続けている事が素晴らしい。
単純にプレイヤーからしたら大きなモチベーションになるし、目標を設定しやすいからまた毎日の練習に励むと行った好循環が生まれる。
ただこれを毎年運営するのがすごい。
たぶん去年も書いてたと思うけどこの規模のイベントを毎年運営するのって慣れてきていてもやっぱり大変だと思う。
審査員は全員海外から来てるし。
それをアテンドしたりとかも大変だろうなと想像できる。
もちろん盛り上がって最高に楽しい部分もあるだろうけど。
こうやって海外の協会や選手と繋がって一緒にやっていくっていうのは本当に大事だと思う。
僕が世界大会に参戦し続ける理由の一つに日本人で僕だけしか行っていないから行かなくなっちゃうとそこで交流が途絶えてしまう。
もちろん今はSNSだとかで簡単に連絡は取れるけどなんか違う。
まずは陽介初め、皆さんお疲れ様でした。
こんなに語っているけど、今年は見に行けなかった!
イベントが入っていて結局予選、決勝、アフターJAMと全て行けず残念。
色々な選手達の感想や映像、記事を見て僕が感じた事を書いていこうと思う。
今回第一に感じたのは全体のレベルが格段に上がってること。
YouTubeで予選から見たけど、第一次予選で知らない人でも結構うまい。
今回は初めてエントリーも100人超えたのかな。
フリースタイラーに聞いても最近はどんどん10代の子が増えてきてるって言ってた。
増えてるだけじゃなくてレベルが上がってるのはすごいなーと思ったけど、まだまだ技にはムラがある感じ。
安定感とかそういうの。
Tokura君にそっくりなムーブをやってる子もいた。
だけど最初はそれで良いんじゃないかな。
マネをしていってそこからどんどん自分のスタイルを作っていければ良いと思う。
だけどここで怖いのはそこの移行が遅すぎると命取りになる。
それってたぶんいかに自分がやりたいフリースタイルフットボールを見つめられてるかという部分が大いに関係してくると思う。
上手くなりたい!とかああいう人みたいになりたい!と思ってるだけだと伸びない。
今のトップフリースタイラー達もそれぞれ憧れを持っていたはずだけどどこか自分だけのスタイルやその人に負けたくないっていう想いを持ってるからこそトップに上がってきてるんだと思う。
エアーテクニシャンとかは若いけど早い段階からそういう想い持ってたりしたと思う。
じゃなきゃ積極的に世界大会にも行かないだろうし。
やっぱり気持ちが強いやつが上位に行くんだなと思った。
今回のTOP3は優勝がYo、準優勝Ko-suke、3位がHIRO-Kだった。
僕の中では前から勝負に対して気持ち強いTOP3だと思ってたから納得の順位。
このTOP3に関してはもうその時の出来だったりジャッジ陣によって変わってくる気がする。
それくらい実力は拮抗してるように思う。
それとエアームーバーだったりそれぞれスタイルが違うから評価は更に難しい。
それでも今回初優勝を飾ったYoは本当におめでとう!
Ko-sukeは毎回上位には必ず食い込んでてもちろん優勝経験も多いけど準優勝の経験も多くて本当に悔しいだろうなと思う。
お疲れ様でした。
今回のTOP16にもいつも通りのメンバーが揃ったけどその中でも比較的新しいプレイヤーも名を連ねていたのは良かった。
やっぱり新たなプレイヤーが上に出てくる事でカルチャー全体のレベルの押し上げにはなると思う。
決勝戦のバトルのレベルの高さ。
予選から技を温存したりもしてそういった戦略を練りながら最後の決勝戦で爆発させたバトルは見ごたえがあった。
Ko-sukeのムーブがもっと決まってたらわからなかったのかな。
みんながみんなをリスペクトしてこのカルチャーを良くしていこうっていう姿勢を持っているだけで少しずつでも前に進んでいくと思う。
実際、あれだけ盛り上がりを見せてたのは映像から見ても「良いなぁ」と思える。
フットバッグ界の盛り上げに孤独感を感じているだけに羨ましいなと思ったし、また頑張ろうとも思えた。
現場はもっと楽しくて盛り上がってたんだろうなぁ。
そういった空間を作った主催者はすごい。
大変な労力ではあるけどこういった続ける姿、場所を作る事で若い世代の子達が受け身だったのがアクティブに発信していく人たちに変化していってまたカルチャーが少しずつ出来上がっていくかもしれない。
来年は行きたいと思う。
最後にいくつかYouTubeの映像を貼っておく。
良かったら見てみてください。
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