今日は川崎市立下作延小学校で行われた少年サッカークラブの津田山FCでパフォーマンスとワークショップをやってきた。
2年生と3年生を対象に教えてきたんだけど、この日もみんな元気いっぱいでフットバッグを楽しんでくれた。
小学校のグラウンドに着くと小学生達が輪になって準備体操していた。
そしてしっかりと大きな掛け声がグラウンド中に鳴り響いていて、とても気持ちよく思った。
あの何事にも一生懸命な姿勢はその気持ちを思い出させてくれる。
よく子ども達の前に立つ事があって指導にあたるけど、その時々で逆に子どもから学ばせてもらう事も多い。
そして事前に僕が来る話も聞いていたようでしっかりとした挨拶をしてくれる。
その精神は大人になっても大切にしておいてもらいたいなと思う。
ウォーミングアップは今回も裏で。
既に数名の親御さんもいて挨拶を済ませ、ウォーミングアップする為に着替えた。
今回もウォーミングアップは裏の方でやってプレーを見せないようにして、パフォーマンス出演の時に初めてフットバッグを見せる事にした。
初めにグラウンドにいたのは2年生だったんだけど、時間差で3年生が小学校にやってきた。
僕がウォーミングアップしている所が通り道だったようで次々に子ども達がやってくる。
その都度、フットバッグは見せないように止まってたりしてたんだけど、彼らもしっかりと挨拶をしてくれていた。
そしてパフォーマンスの時間。
みんなが僕の前に整列。
挨拶を済ませ、フットバッグの事など話を始めた。
まずは僕がパフォーマンスをする前に今回はチャレンジタイムを設けた。
すると多くの子ども達が元気よく手を挙げてくれた。
こういった姿勢もとても大事な事だ。
大人になるにつれて体裁が気になって手が挙げられなくなる。
いつの日からそうなってしまうんだろう。
幸い、僕はこういった機会が多いので自分を戒めてできるだけそういった機会があれば発言するようにはしてる。
チャレンジタイムに出てきた子達はフットバッグがうまくいかなくとも一生懸命やってくれた。
いくらでも失敗して良いんだ。
大事なのはこうやって前に出てきてチャレンジする事。
また、こうやって数名が前に出てきてくれることで座っている子たちが自分を投影してフットバッグができそうなのかどのくらい難しいのかというのがわかるようになるので良い機会だと思う。
パフォーマンスを見せるとみんな驚いて引っ込み思案になってしまうのでこれからはパフォーマンス前にチャレンジタイム設けたほうが良いかもしれないな。
また別のイベントでもそうしてみよう。
前に出てきた子達は少なからず緊張感を持ってやってくれるのでそれがとても大事なことだと思う。
こうやって前に出る場数を増やす事で今後大人になるにつれていろいろな場面で活きてくるはずだ。
そしていよいよ僕がパフォーマンスすると驚いてくれた。
中には動きが速すぎて笑っちゃう子も。
無事にノーミスでパフォーマンスを終える事に成功。
子どもが一番目が厳しいから結構神経使うんだよな。
そこからはせっかくサッカークラブで教えているのでこのフットバッグがどのようにサッカーに活きるのかを話した。
こうやってサッカーボールを使いながら。とりあえずサッカーボールは吸い付くようになる。
その後はワークショップの時間。
みんな一人一人に体験用のフットバッグを手渡す。
ワークショップの時間になると、みんな一目散に体験用のフットバッグを手にしてプレーをしてくれた。
ワークショップの時間はフットバッグ検定をやったり大会をやったり。
そしてサッカーボールとフットバッグを交互に使ってリフティングの練習もしてもらったりした。
感覚は全く違うんだけどそれこそがサッカーの技術向上に活きる。
フットバッグがサッカーに活きるのはこういったリフティングをすることによってボールの中心を捉える力を養うこと、それとタイミングをしっかりと読めるようになること、空間認識能力が向上すること、クッションを使って足でフットバッグを受け止める形をとるのでこれがサッカーの試合中の速いボールとか高いボールを止める際のトラップの技術の向上にはとても良い。
僕自身サッカーは12年やっていたんだけど、実際フットバッグを始めて上手くなってきてからサッカーをやってみるとボールタッチの感覚が全く違ってきていた。
足に吸い付くようにトラップができるようになるのでこの点は全国でも僕しか推奨していないけれども、段々とコーチ陣にも共感してくれている人がどんどん増えてきてる。
今後皆さんに知ってもらって広げていければと思う。
感覚が違ってもうまく扱えるようになったらそれは足が器用になってる証拠だ。
手ならある程度どんな重さ、大きさのボールでもキャッチできたり、投げたりできるはずだ。
それが足でできないというのはまだまだ手に比べて足が不器用。
この部分を改善できる事でより柔らかいタッチでサッカーボールを扱えるようになるはず。
今回は親御さんやコーチ陣達も積極的に参加してくれた。
フットバッグの良さはこうやって誰とでも一緒にできる事にある。
みんな苦戦しながらも楽しんでくれていた。
気持ちの強さが時に奇跡を起こす。
そして大会ではベスト3になってから一人ずつチャレンジしていくんだけど上手くいかなかった子が泣いた。
それだけ悔しかったんだろう。
かわいそうではあるけどその気持ちはとても大事だと思う。
自分が失敗して泣いた後に他の二人も失敗して振り出しに。
そして最後はこの子だけが成功し、優勝した。
これだけ本気になってくれるのは嬉しかったし、一度泣いて諦めかけてからまた奮起した事で「運」が回ってきたんだと思う。
こういう事ってある。
だけどこういう事を引き寄せるには彼が涙したように強い気持ちを持って何事も取り組まないとやってこない。
改めて考えさせられた時間だった。
おめでとう!
まずはとにかくフットバッグを楽しんでもらえることが1番だと思うのでそのかっこいいフットバッグを認知してもらえれば嬉しいし、こういったサッカークラブで小学生、中学生、高校生とフットバッグを見てもらってそれを見て何かを感じてもらえればと思うのでこれからも精力的に活動していきたいと思う。
来月にも2校の小学校と中学校に行く予定があるから楽しみだ。
最後には全員整列して挨拶。
最後の挨拶も大きな声で元気いっぱい。良い子達だった。
今回は津田山FCの皆さん、関係者のみなさんありがとうございました!
また機会があればぜひ一緒にフットバッグをやりましょう。
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