久しぶりにフットバッグの全国大会「Japan Footbag Championships 2017」に出場した。
会場は毎度お馴染みになっている北葛西コミュニティ会館。
西葛西駅から徒歩で15分ほどの場所。
それを今回はタクシーで行ってみた。
別世界。
今まで歩いて行ってたからかなり楽だった。
今度からはこれだな。
今回の全国大会に出るのは実に4年振り。
出場しなくなってからはレッスン生のコーチングに回っていたりしたけど、今年はなんとなく出たくなって出場した。
世界大会では3位という成績だったので、日本一くらいは取っておきたいなという想いがあった。
今回の全国大会は1日でしかも13時から16時半までで4種目を行うのでかなりハードスケジュール。
それにBIG3とフリースタイルは予選も行われるので決勝に向けて温存しながらしっかり予選を突破するという課題を自分に課した。
そして予選はできるだけ汗をかかない程度に軽くウォーミングアップして臨んだ。この時はまだストレッチもしなかったくらい。
初めはBIG3。
この種目は3個の大技を組み合わせたコンボを試技回数内に決めるというもの。
このくらいのコンボをやれば予選は突破できるだろうとできるだけ筋肉を使わないように最低限のコンボを決めた。
無事に予選突破。
確か1位通過だったと思う。
そしてそのあとはフリースタイル。
これは今年の世界大会でも3位に入った種目で、2分間の決められた時間内で音楽に合わせて演技をし、芸術点と技術点の半分半分で審査されるもの。
フィギュアスケートをイメージしてもらえるといいですね。
世界大会決勝の映像はこちら。
こちらの予選に関しても基本的には1add、2addの技を中心にできるだけ疲れないように、だけど予選は突破できるくらいの構成で臨んだ。
2ドロップだったかな。
そういった構成でも予選1位通過だったのは戸惑った!
決勝も無理する必要はないんじゃないかと。
だけど自分を越えるために(良い事言った)決勝は思い切りやることに決めた。
今回最も練習していたのはBIG3。
この種目はあまり得意ではなく、何年も同じコンボしかできていなかった。
一皮むけるために今回はいつもやっているコンボよりも難易度の高いコンボを2つ用意。
だけど今回も決勝でそれは決めることができず結局セーフティのいつもやるコンボだけしか決まらなかった。
とても悔しかったけど一番の目標である優勝はできた。
またこの種目に関しては高みを目指す。
フリースタイルの決勝は世界大会でも使用した曲で勝負。
ある程度抑えたルーチンで臨んだ予選でも1位通過だったので思い切って決勝は自分のできる限りの技を出していこうと思った。
というのもこの種目に関しては「いかにミスをしないか」というのも重要な事なので、本当に確実にできる技を厳選して臨むことがほとんど。
だけど今回はあえて難しい技やリンクをできるだけ出すように心掛けて臨んだ。
結果は2ドロップ。
これでノードロップだったら今年の世界大会でも優勝できたかもしれない。
2ドロップこそしたものの、こちらも無事に優勝することができた。
大きな収穫としてはこのくらい攻めても結構ミス少なく演技をできる事を知った。
まだこれから考えるけど来年の世界大会ではこのくらい攻めるルーチンを組んでみても良いかもしれないと思った。
ただ、技の難易度を急遽プランの中に詰め込んだせいで音楽との連動性はかなり弱まった。
今後練習して、このクオリティで音楽とも合わせていきたいと思う。
その後はサークルコンテストとリクエストコンテスト。
サークルコンテストは輪になってフットバッグ1つで順番にプレイヤーがプレーしていき、誰が一番うまいかを観客が判断する種目。
こちらは世界大会のルールと若干違う為、戦略に修正を加える必要があるんだけど、基本的には日本のルールだと落とさずに長くプレーできた方が評価は高いと思う。
結構日本人は無理して難しい技を繰り出したりしていくので意外と長く蹴り続けられるプレイヤーが少ない。
それを意識して今回は臨んだ。
リクエストコンテストに関してはラウンド制で、各ラウンドに主催者が考えた2種類のコンボが用意されている。
コンボとは2つの技を組み合わせたもので、リンクと言われることもある。
その2種類のコンボのうち3回以内にどちらかを決めることができればそのラウンドはクリア。
最初こそ簡単だったけど13ラウンドあたりでミスが出始めた。
結果僕は15ラウンドくらいまではいったのかな。
こちらも無事に優勝。
4年振りに出場した全国大会は4種目とも優勝することができた!
今大会は今までとは違った感覚が強かった。
世界大会から約1ヶ月後の大会で周りは僕が世界大会でそういった成績を残している事を知っているから、「勝って当たり前」という雰囲気に包まれていたので競技に臨む時は思いの外、身体がうまく動かなかった。
こういった新しい経験をする事でメンタル面はまた一段と鍛えられたと思う。
まだまだ弱いので今後も技術面、メンタル面ともに向上出来るように頑張りたいと思う。
今回もレッスン生は本当によく頑張ってくれた。
うまくいった人、いかなかった人、それぞれいると思うけど練習してきた成果がそれ。
それが現実。
僕もたくさん大会で失敗して予選落ちしてきた。
その度に悔しい思いをバネにまた練習に励んだ。
そういったことの繰り返しでいつか運を引き寄せられる日が来るかもしれない。
そういった事を想いながらまた練習に励みましょう。
ただ見てる側としては最高に楽しかったし、成功した時は自分のことのように嬉しかった。
フリースタイルフットボール界からYOSSHIとYU-Jが参戦してくれた。
彼らの動きは練習の時から見ていてフリースタイルフットボールで培った基礎が存分に活かされていてあっという間にフットバッグに適応できていた。
会場では多くのプレイヤーたちを驚かせたと思う。
そして彼らはBIG3とフリースタイルそれぞれで3位入賞という結果を出した。
これで他のプレイヤーのお尻にも火が付いたんじゃないかな。
全国大会自体は参加人数が本当に少ない。
参加選手のレベルはそれなりに高いので今後やっぱり、人数も増やして盛り上げていきたいと思う。
今回の全国大会の結果を各メディアが取り上げてくれているのでぜひ下記からご覧になってみてください。
FINEPLAY
https://fineplay.me/others/21506/
サッカーキング
https://www.soccer-king.jp/news/japan/20170922/645727.html
Andyou! Letter
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